野球日本代表「侍ジャパン」に追加選出され、会見する大リーグ・アストロズの青木=東京都新宿区、甲斐弘史撮影
来年3月開幕の野球の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する日本代表「侍ジャパン」の追加選手が21日に発表され、大リーグ・アストロズの青木宣親外野手(34)が選ばれた。日本人大リーガーの選出は今大会初で、2009年以来2大会ぶりの招集となった。
侍ジャパンにアストロズ青木 来春のWBC追加メンバー
ヤクルト時代の06、09年に日本代表の連覇に貢献して以来、自身3度目の出場になる。ポスティングシステム(入札制度)で12年に大リーグに移籍し、13年は出場辞退。大リーグ6年目の来季から新天地に移る。
東京都内で会見した青木は「米国で5年やって日本人ということをより意識させられる場面が多くあった。4年前より出たい気持ちが強くなった」と決断の理由を説明。シーズン中に渡米した小久保監督に意思を伝えたという。打順や定位置争いは「何番を打とうが変わらない。どこでも力を発揮できる」と意欲を示した。
現時点のチーム最年長となり、「イチローさんと(同じ役割と)言われるとウッとなりますけど、経験を伝えたい」。残る代表選手枠は9人。「1人でも多く戦力になる選手が出てほしい」と日本人大リーガーの参加を熱望した。(甲斐弘史)
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〈小久保監督〉「WBCの優勝経験もあり、5年間MLBで活躍し、大きな力になることは間違いありません。中心選手として世界一奪還へ導いてほしい」