「ライスボウルに勝ったとき、どんな景色があるのかが楽しみ」と語る関学大の山岸主将
アメリカンフットボールの日本一を決める日本選手権・ライスボウルは来年1月3日、午後3時に東京ドームでキックオフを迎える。2年ぶり11回目の出場で15年ぶり2度目の頂点を目指す関学大が26日、西宮市内で記者会見に臨んだ。
対戦相手は2015年に24―33で敗れた富士通だ。主将のLB山岸明生(4年、中大付)は前回も先発出場していた。計95ヤードを走られたRBジーノ・ゴードンについて、「視野が広くて、タックルをかわすテクニックがある。足をつかむのが精いっぱいでした」と話した。前回はけがで欠場だったQBコービー・キャメロンも、今回は万全でくる。山岸は「僕らには進まれても我慢できる強さが身についたと思います。攻めの気持ちは忘れず、しっかり粘りたいです」。山岸は来春、OL蔵野裕貴(4年、岸根)とともに富士通に入社する。「僕としては絶好のチャンス。勝ったらどんな景色があるんだろうって考えます。やるべきことをやれば学生でも勝てると証明したい」と語った。
QB伊豆充浩(4年、箕面)は前回の対戦で、1プレーだけQBで出場した。ゴール前のトリックプレー「ジョーダン」で、パスを決められなかった。「チームを負けさせてしまう重さを感じました」と振り返る。1―9で相手の力が上だと、伊豆は言う。「数少ないチャンスが来たときに逃さんように、細かいところまで詰めきるだけです」。大学に入ってからのフットボール人生を振り返ると、とくに4年生になってから、精神的にもプレーの面でも仲間に助けられてきたと実感するという。「最後の試合で、みんなに恩返しがしたい」と話した。
身長183センチ、体重90キ…