多部未華子さん=篠田英美撮影
1961年に始まったNHK連続テレビ小説、通称朝ドラは、放送中の「べっぴんさん」を含め計95作。そのヒロインは国民的な注目を集め、多くがその後もテレビドラマなどで活躍中だ。1月スタートの連ドラに出演する多部未華子さんに、作品への意気込みや今年の抱負などを聞いた。
「全部トライ」して刺激的な年に 多部未華子さん
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「大変でしたね。朝から晩まで、座る間もないくらいに忙しかった。朝ドラは楽屋もなく、メイク室の隅で仮眠をとったり」。オーディションで約1600人から抜擢(ばってき)され、2009年度前期の「つばさ」に出た。当時は学生でもあり、そろそろ就職活動をと思っていた矢先。「実感も責任感もなかった」
それが、10カ月の撮影で変わる。「朝ドラのヒロインである私が就活どうしようかと思っているのは失礼。がんばらなきゃと思った」。11年には民放ドラマ初主演。以後も様々な作品に出てきた。
1月に始まる「視覚探偵 日暮…