中部電力は15日、昨年12月利用分の電気料金の振込用紙を約7500件、二重に送付していたと発表した。昨年末から今年初めにかけて料金システムを更新した際、プログラムのミスがあったという。
二重請求していたのは、東海3県と静岡、長野の各県の個人利用者。通信機能がついたデジタル式電力計「スマートメーター」を設置し、コンビニエンスストアなどで支払う場合に、誤って請求書を二重に発行していた。現在のところ、二重支払いは30件あり、計約22万円が余計に支払われた。中部電は二重で支払った人に謝罪し、過払い分の返金方法を話し合う。
また、このシステム不具合により、約1千件の請求書で電気使用量などの表示を間違えた。中部電は「多大なご迷惑をおかけして深くおわびします」としている。