W杯で初優勝した伊藤有希=白井伸洋撮影
(14日、ノルディックスキー・ジャンプ女子ワールドカップ個人第7戦)
伊藤有希、ジャンプW杯初勝利 高梨沙羅は2位
W杯に参戦して6季目。初優勝を決めた伊藤はスキー板を両手で握りしめるように掲げ、思いをはじけさせた。「いろんなことがあったのでうれしい」
超えられなかった存在にようやく勝った。2歳下の高梨だ。1回目は不利な追い風の中、飛距離で2メートル上回る。2回目は首位の重圧に負けずに最長不倒の96メートル。通算50勝目を狙ったライバルに、4メートルの差をつける完勝だった。
小6のとき、W杯の前身の国際…