西日本を中心に降り続いた大雪によって24日、各地で交通網が混乱した。早朝から数百台の車が立ち往生した鳥取県では深刻な状況は解消されたが、一部で立ち往生や渋滞が続いた。
「いつになったら動く」鳥取の大雪、立ち往生15時間超
国土交通省鳥取河川国道事務所によると、鳥取自動車道の岡山県西粟倉村では、24日夕から約30台の車が立ち往生した。鳥取県などによると、同県智頭町の国道373号で24日早朝に約200台が動けなくなったが、午後に解消された。日本道路交通情報センターによると、名神高速上り線では深夜まで、彦根インターチェンジ(滋賀県彦根市)から約30キロ渋滞した。雪にからむ事故も相次ぎ、岡山県真庭市では女性(67)が屋根の下で雪に埋もれて死亡しているのが見つかった。
気象庁によると、鳥取県智頭町では平年の約10倍にあたる109センチの積雪(24日午後8時現在)を記録した。25日午後6時までの24時間の降雪量は、多いところで北陸、東北などで40センチ▽中国20センチ▽近畿、東海15センチと予想されている。