ホワイトハウスで投資計画について説明するインテルのクルザニッチCEO(左)=ロイター
米半導体大手インテルは8日、米西部アリゾナ州で建設している半導体工場に70億ドル(約7800億円)を投資すると発表した。約3千人の新規雇用を見込むという。米国内での雇用増にこだわるトランプ米大統領の期待に応じた形だ。
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同社のブライアン・クルザニッチ最高経営責任者(CEO)は8日、ホワイトハウスを訪問し、計画をトランプ氏に伝えた。クルザニッチ氏は執務室で座るトランプ氏の横に立って、「間接的な雇用も含めると1万人を超える雇用につながる」と語った。
投資先のアリゾナ工場は2011年から建設を進めていたが、市況変化に伴って14年に稼働延期の方針を明らかにしていた。クルザニッチ氏は「新政権の税制と規制改革は米国の製造業を強くしてくれる」と述べ、政権が進める政策に後押しされて、投資を決めたと強調した。
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