公式練習で会場の天井を見上げる羽生結弦=遠藤啓生撮影
宮原知子選手(関大)の欠場は残念ですが、今回の四大陸選手権(韓国・江陵)は見どころが多いです。女子は米国のカレン・チェン選手と、マライア・ベル選手、日本の三原舞依選手(神戸ポートアイランドク)と樋口新葉選手(東京・日本橋女学館高)、この若手4人がどんな順位に入るかによって、3~4月の世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)も変わってきます。
フィギュア特集 Kiss and Cry
羽生結弦「最終的に笑えたら」 フィギュア四大陸選手権
カナダのケイトリン・オズモンド選手も、すごく調子がいい。もともとジャンプがダイナミックで、スピンもうまく、アピール力もある。これまではジャンプがちょっと不安定だったり、ケガ明けだったりしましたが、はまると、かなり怖い存在です。表彰台争いに入ってきます。
男子は、まずは羽生結弦選手(ANA)がグランプリ(GP)ファイナル以降、初めての試合になるので、どこまで調整ができているか、が鍵になるのではないでしょうか。今季はまだ、完璧なフリーができていません。一方で大きな成長を遂げたのが、米国のネイサン・チェン選手。全米選手権のフリーで、4種類の4回転ジャンプを5度も成功させました。
羽生選手は4回転ループを世界…