中3の英語力 レベル別割合
文部科学省は24日、中学3年生を対象にした2016年度の英語力調査の結果を発表した。「読む・聞く・書く・話す」の4技能のうち「書く」では、英検3級程度以上の生徒の割合が50・8%となり、政府が中学卒業時の目標とする「英検3級程度以上が50%」を達成した。その他の3技能は20~30%台で、技能の偏りが目立つ。
調査は4技能が身についているかを把握するのが目的で、15年度に続き2回目。昨年6~7月、全国の国公立中3年生約6万人を対象にした。「話す」については、約2万人に各校の教員が面接して行った。
「書く」で英検3級程度以上だった割合は、15年度の43・2%から7・6ポイント増えた。一方、「書く」で0点だった割合も15年度の12・6%から15・6%に増えた。英語学習への意識調査とあわせてみると、「英語が好きではない」という生徒で「書く」の点数が低いほど、「英語そのものが嫌い」「単語のつづりや文字を覚えるのが難しい」と答えた割合が高かった。
文科省の担当者は「英語の授業…
有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。
初月無料につき月初のお申し込みがお得
980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら