スーパーラグビーで２季目を迎える日本のサンウルブズ（ＳＷ）は２５日の開幕戦（東京・秩父宮）で昨季王者のハリケーンズに挑む。１年目は対戦がなかったニュージーランド（ＮＺ）勢の中でも最難敵だ。

ハリケーンズはチームの要所にＮＺ代表が入り、昨年のワールドラグビー年間最優秀選手のバックス、Ｂ・バレットはベンチからのスタート。「日本のラグビーにどう挑むかがポイント。自分たちが持つ攻守を軸に準備する」と油断はない。

ＳＷでデビューするトップリーグ最優秀選手のＷＴＢ中靍（サントリー）の対面は、１５年ワールドカップトライ王のＪ・サベア。身長１７７センチ、体重８０キロの中靍は「臆することなく、足元にタックルしたい」と話すが、１９２センチ、１０６キロの大型選手を止めるのは容易ではない。

南アフリカのグループに所属するＳＷはレギュラーシーズン１５試合のうち、世界をリードするＮＺ勢と計５試合を戦う。１年目は１勝１３敗１分けで１８チーム中最下位だったＳＷには、今季も厳しいシーズンになりそうだ。