国際的な教育資格プログラムを受けられる日本人児童向けインターナショナルスクールを今春併設するなどとして幼児を集めた埼玉県川越市の幼児教育施設が突然閉鎖した問題で、施設の実質的経営者が25日、初の保護者説明会を開いた。私立学校の設置認可を県に申請するなどの手続きをしていなかったことを認め、「金を返したい」と話したという。
この幼児教育施設は「Our Kids International Pre-School and Kindergarten」。説明会は施設内に保護者ら約40人だけを入れて開かれ、施設側からは実質的経営者の東儀(とうぎ)正人氏や弁護士が出席した。
出席した複数の保護者によると、東儀氏は「(国際的な教育評価団体)ACSIのディプロマを取得できる」とうたっていたのが事実ではなかったことなどを明らかにし、「すべてではないが、うそをついていた」とも述べたという。
出席した母親の一人は「小学校…