前半、ボールを追いかける横浜FCの三浦=関田航撮影
試合後の会見で、三浦との主な一問一答は以下の通り。
50歳カズ、無失点勝ち貢献 攻撃に悔い「物足りない」
最年長カズ、50歳の誕生日に開幕戦先発 J2横浜
――どんな気持ちでプレーしようとしたか。
「たくさんのお客さんが来てくれていて、自然にテンションは上がるもの。自然に自分のプレーをしようと考えていた」
――50歳でまた開幕戦を迎えた気分は。
「まさか自分でも50歳で選手をやっているとは思ってもいなかった。それは30歳、40歳の時も同じだった。続けられているのは、いろんな人のおかげ。クラブのスタッフやチームメートに助けてもらっている。きょうも試合に集中したい中で、(僕のことで)ざわつくこともある。それを仲間が受け入れてくれて感謝している」
――きょうは65分間出場してシュート1本だった。
「攻撃の部分で形になることが少なかった。物足りないところはある。でも、65分出て、チームの形を維持できた。FWとしてはゴールを取りたい。サッカーは得点だけではないし、それぞれの役割があるけど、結果も必要だから」
――プレーする喜びをどう感じたか。
「スタジアムに入る時に、たくさんの人がいて、声も聞こえてきて、『生涯現役』と書かれた旗も見えた。試合前だったのに、泣きそうになりました」
――50歳の誕生日にピッチに立つ感覚は。
「試合の日がたまたま誕生日だった。試合に勝ちたいとしか思っていなかった。ピッチに立って、相手と試合ができる喜びを感じた。改めて60歳までやりたいなと思った」