職員のパワハラ行為があった福岡県糸島市消防本部
福岡県糸島市消防本部の男性職員が集団で部下や上司に対し、数年間にわたって暴言を吐いたり暴力を加えたりするパワハラ行為を繰り返していた問題で、市は3日、職員13人を懲戒処分などにし、発表した。パワハラ行為の中心メンバー2人は免職にした。被害者は職員100人の3割にあたる30人。うち3人はパワハラなどを理由に退職している。
消防本部で集団パワハラ 職員3割が被害、7年前から?
免職処分を受けたのは、分限免職の課長補佐(45)と、懲戒免職の係長(43)の2人。ほかに主任(39)ら3人を停職6カ月、課長(49)を停職3カ月、別の係長(44)ら5人を戒告処分にした。さらに別の係長(47)と別の主任(35)が文書訓告を受けた。
分限免職の課長補佐は、職場で日常的に消防長や次長ら幹部に対して「ボンクラ」などと暴言を吐き、新人職員にも「辞めるなら早く辞めろ」などと言って退職に追い込んだ。
懲戒免職の係長は2011年、若手職員の体に結んだロープを鉄棒にかけ、先端を別の職員に持たせて懸垂させた。力尽きて鉄棒から手を放すと、そのまま約30分間宙づり状態にした。
また、13年には、倉庫で職員…