女子SPの演技を終え、笑顔を見せる樋口新葉=林敏行撮影
フィギュアスケートの世界選手権は29日、フィンランドのヘルシンキで開幕し、女子ショートプログラム(SP)があった。日本勢は樋口新葉(東京・日本橋女学館高)の65・87点で9位が最高だった。本郷理華(邦和スポーツランド)が62・55点で12位、2月の四大陸選手権を制した三原舞依(神戸ポートアイランドク)は、終盤の3回転フリップが2回転になった上に転倒し、59・59点で15位と出遅れた。今大会は、来年の平昌五輪の出場権がかかる。出場枠は各国・地域から最大3人で、3人出場には、上位2選手の順位の合計が13位以内になることが条件だが、日本勢は苦しい状況になった。
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フィギュア特集 Kiss and Cry
昨年末のグランプリ(GP)ファイナルを制し、今大会2連覇を目指すエフゲニア・メドベジェワ(ロシア)が79・01点で首位に立ち、ケイトリン・オズモンド(カナダ)が75・98点で2位。2014年ソチ五輪銅メダルで今季復帰したカロリナ・コストナー(伊)は66・33点で8位。