記者団に「米国政府の決意を支持する」と語る安倍晋三首相=7日午後3時35分、首相官邸、小玉重隆撮影
米トランプ政権によるシリアのアサド政権の空軍基地へのミサイル攻撃について、日本政府は7日午後3時過ぎ、国家安全保障会議(NSC)4大臣会合を開き、対応を協議。安倍晋三首相は終了後、首相官邸で記者団に「米国政府の決意を支持する」と語った。
首相「トランプ氏を高く評価」 東アジア情勢にも言及
特集:シリア情勢
首相は、シリアで化学兵器を使用した空爆により、多くの一般市民が犠牲になっているとし、「極めて非人道的であり、国連決議に反する」と非難。「化学兵器の拡散と使用は絶対に許さないとの米国政府の決意を日本政府は支持する。今回の米国の行動は、これ以上の事態の深刻化を防ぐための措置と理解している」と述べた。
首相は北朝鮮による核・ミサイル開発を念頭に、「東アジアでも大量破壊兵器の脅威は深刻さを増している。その中で、国際秩序の維持と世界の平和と安全に対するトランプ米大統領の強いコミットメントを日本は高く評価する」と強調した。