ネクストアスリートプロジェクトの記者会見に登場した吉田沙保里(中央)と上地結衣(右)
レスリング女子の吉田沙保里(至学館大職)が11日、東京都内で開かれたイベントの記者会見で、引退を決めたフィギュアスケートの浅田真央(中京大)について「国民栄誉賞に値する」と話した。吉田は五輪と世界選手権を合わせて13連覇を達成した2012年に国民栄誉賞を受賞している。
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浅田真央の歩み
吉田は、「同じ愛知でやっているということで一緒にがんばろうという思いが強い。(浅田は)ずっと走ってこられて、期待もされてきて、この重圧、プレッシャーは大変だっただろうと思う」と話した。
都内で強化合宿中の吉田は10日夜、母からのLINE(ライン)で引退を知り、ツイッターでコメントを投稿。浅田にもLINEで直接、「お疲れさま」と思いを伝えたという。本人から「次の目標に向かってがんばっている沙保里さんを尊敬しています。これからも応援しています」と返信があったと明かした。
さらに吉田は、「私は13連覇した時に国民栄誉賞をいただきましたけど、真央ちゃんも国民栄誉賞に値するくらいがんばった選手だと私は思います」と話した。