引退後の初仕事となるスポンサーの会見に出席し、笑顔を見せる浅田真央さん=24日午後、名古屋市中村区、吉本美奈子撮影
元フィギュアスケート選手の浅田真央さん(26)が新しいスポンサーのブランドパートナーに就任し、24日、名古屋市内の記者会見で元気な笑顔を見せた。12日に引退会見を開いたばかり。第二の人生の「初仕事」に、100人を超える報道陣が集まった。
真央さんの歩み
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ウォーターサーバーが商品とあって、水をイメージして白いシャツに白いロングスカート姿で登場。生まれ育った地元での初仕事に、「名古屋で再スタートを切ることができてうれしい。また新たな気持ちでスタートできている」と初々しい胸中を語った。
引退を発表してからは、友人に祝ってもらったり、一緒にご飯を食べたりして過ごしたという。第二の人生については「何か違った形でスケートに恩返しできれば。子どもが大好きなので、機会があればちっちゃい子に教えていきたい」。
また、この日は愛知県が新しく創設した県民栄誉賞を贈られることも発表された。「愛知県で生まれて、第1号の名誉ある賞をいただくことができてうれしい」と感謝していた。さらに質疑応答では、内緒で会場に来ていた姉の舞さん(28)が質問するサプライズも。「この水を誰に薦めたいか」との問いに、真央さんは驚きながらも「もちろん、舞です」と答え、会場を盛り上げた。
会見後には、スポンサーの女性社員との「女子会」にも参加。スイーツを食べながら恋愛の話になり、好きなタイプを問われると「優しくて面白い人」と照れ笑い。「結婚する相手って(出会うと)わかるって言うじゃないですか。だから、そういう人に出会うまで待っていようかな。そういう気持ちになるように祈っています」と顔を赤らめた。(野田枝里子)