男子で2位になった楢崎智亜=柴田悠貴撮影
スポーツクライミングが2020年東京五輪の追加競技に決まってから、国内では初となるボルダリングのワールドカップ(W杯)の第4戦は7日、東京・八王子で最終日が行われた。日本勢は計5人が決勝に進み、男子は楢崎智亜が2位、渡部桂太が3位。女子では野口啓代が2位、野中生萌(みほう)が3位に入った。優勝は男子がアレクセイ・ルブツォフ(ロシア)、女子がヤンヤ・ガルンブレット(スロベニア)。
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▽男子 ①アレクセイ・ルブツォフ(ロシア)②楢崎智亜(栃木県連盟)③渡部桂太(三重県連盟)
▽女子 ①ヤンヤ・ガルンブレット(スロベニア)②野口啓代(茨城県連盟)③野中生萌(東京都連盟)
■楢崎、四つ目を登り切れず涙
W杯3大会連続の2位に終わった楢崎智亜は、目を潤ませながら「2位で泣いたことなんてない」。決勝の四つのコースのうち、三つ目まではただ一人全てクリア。だが、完登すれば優勝だった四つ目を登り切れず、逆転を許した。自国開催を楽しみにしていただけに「普段応援してくれる人たちの前で勝ちたかった」と悔しさをにじませた。