（１０日、ラグビー・Ｗ杯１次リーグ組分け抽選会）

日本、アイルランドなどと同組 ラグビーＷ杯抽選会

史上初の決勝トーナメント進出が必達目標の日本にとっては、恵まれた組に入ったと言える。

アイルランドは近年、欧州で安定した力を発揮している実力国。２年前のＷ杯で唯一の敗戦を喫したスコットランドとは因縁の再戦だ。両者とも格上なのは間違いないが、つけいる隙はある。

日本は昨年から南半球最高峰リーグのスーパーラグビー（ＳＲ）に参入し、代表戦に匹敵すると言われる激しい戦いを毎週のように経験している。若手や中堅を世界の舞台で試し、確実に底上げをしてきた。昨秋、欧州の強豪ウェールズに負けたものの、試合終了直前まで３０―３０の同点として、ドロップゴールで勝ち越されるなど、互角の戦いを演じた。日本のジョセフ・ヘッドコーチ（ＨＣ）は、相手の防御の裏にキックを蹴り込む攻撃を多用する。セットプレーを中心に、重量ＦＷを生かしたオーソドックスな戦い方をするアイルランド、スコットランドにも通用する可能性がある。

戦う相手が一部決まったことで…