誕生60周年で「還暦」を迎えたセダン「スカイライン」の歴代モデルが、大相撲の土俵に結集――。日産自動車が、大相撲夏場所(14日初日)に歴代13モデルを浮世絵風にあしらった懸賞幕を掲出することになった。稀勢の里や宇良などの取組前に土俵上に登場する。
日産スカイラインが「還暦」 販売は最盛期の40分の1
どすこいタイムズ
スカイラインは、旧プリンス自動車工業が1957年に発売。プリンスが日産に吸収合併された後も、国産車を代表するスポーツセダンとして長く親しまれ、2014年に全面改良された現行型で13代目となる。累計販売は300万台を超えた。
夏場所の間に両国国技館で掲出される懸賞幕は、「日本の頂(いただき)へ。スカイライン」というキャッチコピーの1枚と、歴代13モデルの計14枚。浮世絵イラストレーターの大管雅晴さんが、葛飾北斎の「富嶽三十六景」をモチーフに制作した。誕生60周年のキャンペーンの一環で、懸賞幕の掲出は同社としては初。「大相撲を会場で観戦する客の年齢層とスカイラインの顧客層が重なる」のが理由という。富士山を背景にモダンな装いの自動車が描かれる絵柄のギャップのほか、時代ごとのデザインの変遷も楽しめそうだ。(北林慎也)