勤務先に到着した眞子さま=17日午前10時43分、東京・丸の内、関田航撮影
「行ってきます」「行ってらっしゃい」。婚約に向けて準備を進めている秋篠宮(あきしののみや)家の長女眞子(まこ)さま(25)と小室圭(こむろけい)さん(25)は17日朝、電話で言葉を交わし、普段通りそれぞれの勤務先へ向かった。ともに電車で通学した大学同級生のカップルに、周囲は「明るい家庭を」と祝福の声を上げた。
小室さんは17日午前6時ごろ、報道陣が集まった横浜市港北区の自宅マンションの玄関に姿を見せた。ダークグレーのスーツに、水玉模様のネクタイ。唇をぎゅっと結んでやや緊張感を漂わせながらも、穏やかな表情で、待っていた乗用車に向かった。
報道陣から「おめでとうございます」と声をかけられると、小室さんは立ち止まって深く一礼。車の後部座席に乗り込んで都内の職場に向かった。周辺では、神奈川県警の警察官ら約10人がトラブルなどの警戒にあたった。
小室さんは午前10時ごろ、勤務先の法律事務所が入るビルで報道陣の取材に応じた。報道陣から「今のお気持ちは?」「眞子さまのどんな人柄にひかれましたか?」と矢継ぎ早に質問が飛んだが、小室さんは終始笑みを浮かべつつ、「時期が来たらお話しします」と繰りかえした。
一方、眞子さまは午前10時半ごろ、お住まいの宮邸がある赤坂御用地を車で出発した。紺色の上着を着て後部座席に座り、窓を開けて集まった報道陣に笑顔で会釈を繰りかえした。
東京大学総合研究博物館特任研究員を務めている眞子さまは同40分すぎ、東京・丸の内にある勤務先に到着。その際も、車内から報道陣に丁寧に一礼した。