竹内雄悟四段に勝ち、プロデビューから18連勝を達成した藤井聡太四段=18日午後0時48分、大阪市福島区、上田潤撮影
史上最年少でプロ入りした将棋の中学生棋士、藤井聡太四段(14)が18日、大阪市福島区の関西将棋会館であった対局に勝ち、自らがもつデビューからの公式戦連勝記録を「18」に伸ばした。歴代の棋士の連勝記録の中でも7位タイ。期待の大型新人がいきなり歴代トップ10入りを果たした。
藤井四段は若手棋士らが戦う加古川青流戦の開幕戦で、竹内雄悟四段(29)に勝った。終局後、報道陣に対し、「(18連勝は)自分の実力からすると出来過ぎの結果。今後も重要な対局が続くので、一局一局、気を引き締めて頑張ります」と話した。
次戦は25日の竜王戦6組ランキング戦決勝。竜王挑戦者を決める決勝トーナメント入りをかけ、近藤誠也五段(20)と戦う。(深松真司)
■歴代の連勝記録(段位・称号は達成時)
①28連勝 神谷広志五段(1987年)
②24連勝 丸山忠久五段(1994年)
③22連勝 塚田泰明六段(1986年)
羽生善治棋王(1992年)
山崎隆之五段(2003年)
⑥20連勝 有吉道夫九段(1984年)
⑦18連勝 羽生善治五段(1988年)
中田宏樹五段(1991年)
丸山忠久八段(1999年)
羽生善治四冠(2006年)
永瀬拓矢四段(2011年)
藤井聡太四段(2017年)