つり輪の演技をする内村航平=角野貴之撮影
(体操NHK杯 男子個人総合)
持ち点の上位6人が入る同じ第1組で回りながら、2人の競り合いは最終種目の鉄棒を迎えた。
内村航平が9連覇、個人総合連勝も40に 体操NHK杯
白井は得意のゆかで好スタートを切り、苦手のあん馬、つり輪でミスを抑え、得意の跳馬で得点を稼ぎ、平行棒を終えてトップに立った。内村は着地を乱しながらも、さすがの安定感で全種目で14点台を出し、0・500差の2位につけていた。
互いの演技や点数を見なくても、選手は感覚的に試合の流れも得点もわかるという。「自分の演技に集中できた」と話した2人が思い描いていた試合経過は、結末まで含めてまるで同じだった。
先に終えた白井が13・950…