取材に応じる田母神俊雄被告=15日、東京都内
2014年の東京都知事選で公職選挙法違反罪(買収)に問われた元航空幕僚長、田母神俊雄被告(68)=保釈中=が東京地裁での判決を22日に控え、朝日新聞の取材に応じた。
田母神被告に懲役2年を求刑 都知事選で公選法違反事件
田母神被告は14年3~5月に元選挙対策本部事務局長(70)=公判中=らと共謀し、運動員5人に計280万円を配ったほか、元出納責任者(58)=有罪判決が確定=と共謀し、元選対事務局長に200万円を渡したとして、昨年5月に起訴された。
これまでの公判では「お金を配ったことはなく、共謀もしていない」と無罪を主張。実際に現金をやりとりした陣営関係者が相次いで有罪になるなか、田母神被告が配布を了承、指示したかが焦点になっている。
昨年9月に保釈された際の条件に「事件の弁解を他者に述べない」とあるため、インタビューでは近況や今後について尋ねた。主なやりとりは以下の通り。
――昨年6月の初公判ではやせたように見えた
拘置所では大吟醸を飲めなかったので3キロぐらいやせた。最近は絶好調。
――ツイッターでの発言を2月末に再開し、フォロワーが25万人超いる
1年間で4万人ぐらい減ったけれど、また少し増えてきたね。弁護士とも相談して発信を再開した。感じていること、考えていることを言っていきたい。
――現在の生活は
貯金を切り崩してやっている。…