千葉大学医学部の男子学生3人が酒に酔った女性に性的暴行を加えたとされる事件で、このうち集団強姦(ごうかん)の罪に問われた吉元将也被告(23)に対し、千葉地裁(楡井英夫裁判長)は29日、懲役4年(求刑懲役6年)の実刑判決を言い渡した。
介抱を装い性的暴行か 集団強姦致傷容疑の千葉大生
判決によると、吉元被告は昨年9月20日夜~21日未明、山田兼輔被告(23)=集団強姦罪で一審で懲役3年の実刑判決、控訴=と共謀し、千葉市内の飲食店で、酒に酔って抵抗できない状態の20代の女性に性的暴行を加えた。
事件では、別の男子学生(24)が同じ女性への準強姦の罪で懲役3年執行猶予5年の有罪判決を受けたほか、学生の指導担当だった男性医師(31)も同じ女性への準強制わいせつの罪で懲役2年執行猶予3年の有罪判決を受け、それぞれ確定している。(滝口信之)