リラックスした表情で調整するFW本田(左)
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選のイラク戦(13日、イラン)に臨む日本代表の海外組合宿に1日、イタリア1部ACミランからの退団を表明したFW本田圭佑(30)が合流した。本田は移籍先について、「まだ納得のいくクラブからオファーは来ていない。面白くて『行きたい』と思えるクラブがあるのかが重要。試合に出られるかどうかを最初には考えない」などと語った。
本田は2014年1月から、欧州チャンピオンズリーグ制覇の経験もある名門クラブで背番号10を身にまとってプレー。16~17年シーズンはクラブの戦術と自身のプレースタイルがかみ合わないことなどからリーグ戦8試合出場、1得点にとどまった。以前は移籍先の「格」にこだわっていたという本田だが、「ミランに移籍する前と今では考え方は変わってきている。一言でいえば格にはこだわっていない」。
その上で、「自分の知らないエリアに行くのが好き。常に未開の地、みたいなところがいい。オープンマインドで、話はすべて聞いてみたい」と話した。日本への復帰は「ないですね」と断言。「日本ではちょっと窮屈で、海外の2メートルの男とケンカしたい日本人もいるわけです。そういう刺激を求める日本人が、何人かいないといけない」と、引き続き海外でのプレーを望んだ。