インタビューに答える塩村文夏氏
■都議会とは 塩村文夏議員に聞く
当選前は、たとえ少数会派でもいい提案をすれば賛同してもらえると思っていたけど、議員になってみると、議会も行政も頑固に取り入れません。行政は会派の人数を見て対応しますから、施策に反映させるのがすごく難しい。議会で私が提案しても望むような回答が出ず、その後の与党議員による同趣旨の質問で「やります」と答弁するということが多々ありました。
特集:2017東京都議選
都庁は減点主義の職場なんでしょう。追及しても強引な理屈をつけて非を認めないけど、後でこっそり修正されていたりする。職員も大会派の意向をくんでおけば安泰ですから、「先生の提案でやります」と答弁して花を持たせる代わりに、悪いところはあまり追及させない。ある種、職員も含めてもたれ合っている構造だと思うんです。
批判を受けて中止になったリオ…