「岩下漬けの素」(右端)を使った瓶入りの新商品「ピンクジンジャーエール」。発売30周年を迎えた「岩下の新生姜」(右から二つ目)を入れてもおいしい
岩下食品(栃木市)の人気商品「岩下の新生姜(しょうが)」の漬け液を使った新商品「ピンクジンジャーエール」が14日、発売された。ご当地飲料として県外にも発信し、まずは年間4万本の売り上げを目指すという。
サワーに丸ごとアレが… 岩下食品、ご当地ドリンク発売
商品は同社と酒卸売業の横倉本店(宇都宮市)、商品企画のアールイープロダクト(同)が共同で開発した。昨年10月に3社で商品化した業務用の「ピンクジンジャー」を使った飲料が好評で、現在、県内100以上の飲食店で提供され、東京や大阪、香港などにも進出中。「自宅でも楽しみたい」との声が多く、市販向けの開発も進めてきた。
市販品もショウガの風味がしっかり利いており、ギョーザやいもフライなどの「栃木のご当地フード」にも合うようにと、甘さは控えめ。すっきり、さっぱりとしたのどごしが特長だ。
1本300ミリリットル入りで、価格は税別250円前後。県内29店舗のヨークベニマルや百貨店、道の駅などで販売を始め、県外を含めて順次販路拡大を目指すという。(杉山圭子)