移籍会見する塩谷
アラブ首長国連邦(UAE)の強豪アルアインに完全移籍するJ1広島の元日本代表DF塩谷司(28)が16日、広島市内で会見した。契約期間は7月1日から2年。「中東にいるすごい外国人FWとバチバチやるのがプラスになる。日本代表にまた呼んでもらい、移籍して良かったな、と思ってもらえるようにしたい」と抱負を語った。
■「行かないで後悔するより…」
塩谷はチームがJ1で16位と低迷する中で迷ったという。「優勝争いしていても移籍していたと思う。自分のサッカー人生はあと何年あるか分からない。行かないで後悔するよりも、行って後悔した方がいい」と決意を語った。
J2水戸から2012年途中に加入し、3度のJ1優勝に貢献した。「しっかりと貢献できた3回目の優勝が一番の思い出」。サンフレッチェには推定で150万ドル(約1億6700万円)の違約金(移籍金)が支払われる。「少ないながら恩返しができた」
28日のルヴァン杯のFC東京戦(エディオンスタジアム)の試合後に壮行セレモニーが開かれる。(吉田純哉)