墓参を明日に延期することについての説明に聞き入る訪問団の関係者ら=18日午前、北海道中標津町、白井伸洋撮影
18日に予定されていた北方領土の国後、択捉両島への航空機による初めての墓参は、到着地の国後島が濃霧で航空機が着陸できないため、19日に延期された。
北方領土の空路墓参、18日に実施 元島民ら70人訪問
訪問団は計70人で構成。そのうち元島民やその家族は35人で最高齢は87歳。チャーター機で北海道中標津(なかしべつ)町の中標津空港を出発し、国後、択捉両島の空港を周って計5カ所で慰霊式を行い、日帰りで戻る日程。
北方領土への墓参は現在は船に限られている。高齢化が進む元島民の負担軽減を目的に、4月の日露首脳会談で航空機を使った「特別墓参」が合意された。(神村正史)