兵庫県稲美町中村にある指定暴力団神戸山口組(本部・同県淡路市)の関連施設で20日午前、銃弾を撃ち込まれたような痕が数カ所で見つかったことが捜査関係者への取材でわかった。けが人は確認されていないという。県警は建造物損壊容疑などで捜査している。
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現場はJR神戸線東加古川駅から東に約1・8キロの田園地帯。捜査関係者によると、この関連施設は今月16日に京都府警に傷害容疑などで再逮捕された神戸山口組の組長、井上邦雄容疑者(68)の別宅とみられるという。
県警は、指定暴力団山口組(本部・神戸市灘区)や、神戸山口組を離脱した直系組長らが結成した「任俠(にんきょう)団体 山口組」との対立が背景にあるとみて調べている。