岡山県倉敷市が発注した公民館のエアコンの修繕工事の一般競争入札で予定価格などを業者に漏らしたとして、県警は20日、同市公有財産活用室主任の高橋和夫容疑者(41)=同県早島町若宮=を官製談合防止法違反の疑いで逮捕し発表した。
また、この情報をもとに落札したとして、同市内の設備工事会社「こうげ」社長の高下(こうげ)学(41)=倉敷市中島=、役員の高下益近(65)=同市西阿知町=、社員の高下為行(67)=同=の3容疑者を公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕した。県警は4人の認否を明らかにしていない。
捜査2課によると、高橋容疑者は5月31日にあった公民館のエアコンの修繕工事の一般競争入札で、入札前に予定価格などを高下学容疑者らに漏らして落札させ、公正な入札を妨害した疑いがある。高橋容疑者は2015年4月から公有財産活用室主任で、入札情報を知り得る立場にあったという。