小林麻央さんの死去を受け、会見する夫の市川海老蔵さん=23日午後2時42分、東京・渋谷、越田省吾撮影
歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(39)が23日、がんの闘病記をブログで発信してきたフリーキャスターの妻小林麻央さんの死去を受け、東京都内で記者会見した。目を赤く腫らし、時折、こみあげる涙で声を詰まらせながら、亡き愛妻について語った。記者団との一問一答はおおむね次の通り。
小林麻央さん死去 乳がんで闘病、34歳
特集:小林麻央さん
この度はわざわざ報告するようなことではないかもしれませんが、今朝、家の前にもたくさんの報道の方がいらしゃいまして。昨日、妻が亡くなりました。家族の時間は家族で話すべき子どもたちとの時間という中で、みなさんに伝わったのが早かったということで、急きょいろいろな方にご迷惑がかからないように、ブログや、アナウンサー時代から妻を応援してくださったみなさんにご報告しようと思いました。
――麻央さんの最後はどんな様子で、どんな言葉を
ずっと(小林)麻耶さんと麻央のお母さんで看病していた。私は舞台が終わって撮影があって、その後に、別の稽古があった。そのときに、お母さんからLINE(ライン)が来ていたが、見ることができなかった。1時間半ほど遅れてみたら、お医者さんが具合が悪いと。私も慌てて家に帰った。
このように、たまたま私が、妻は一昨日まではしゃべれたが、昨日はしゃべれずに、不思議な話だが、息を引き取る瞬間、私を見ていた。愛していると言って、そのひとことを言って、本当にそれで旅立ちました。