タイは24日、1932年の「立憲革命」から85周年を迎えた。しかし、軍事政権は首都バンコクにある革命ゆかりの場所で民主活動家らが開いてきた記念行事を認めず、当局が広場に近づこうとした活動家を拘束するなどした。
首相府に近い広場には、絶対王制から立憲君主制に移行した立憲革命を記念するプレートがあり、「タイの民主主義の象徴」と位置付ける民主活動家らが例年、花を手向けるなどしてきた。
ところが今年4月、プレートが何者かによって国王への忠誠を促す別のものに取り換えられていたことが発覚。民主活動家らが真相究明を求めていた。
活動家らは今年もこの場所での記念行事を計画したが、当局は「いかなる政治活動も認めない」とし、広場での活動を禁止する方針を表明。フェイスブックなどを通じて参加を表明していた人に警察が事前に接触し、参加しないよう求めた。関係者によると、この日、広場で拘束された男性は、所在が不明になった元のプレートの複製を設置しようとしたという。
一方、立憲革命に関するセミナ…