高安(奥)の取組に懸けられた「ラーメン高安」の懸賞旗=山本正樹撮影
「お昼はやっぱりバイキング」。青地の懸賞旗が土俵上を回ると、満員札止めの場内が沸いた。
新大関の高安、立ち合い不発 昇進場所で最悪のスタート
相撲特集:どすこいタイムズ
フジテレビが系列の昼の生放送番組の名で、9日に初日を迎えた大相撲名古屋場所に懸賞をかけた。MCの坂上忍さんが番組中で提案したのがきっかけ。新大関高安の取組には、「ラーメン高安」。京都にある同名のラーメン店を手がける会社が新たにかけた。
相撲人気を反映するように、懸賞を出す企業は増えている。今場所は新たに14社が加わり計72社から懸賞がかかった。今場所前に受け付けた懸賞は約1750本。今年3月に春場所で記録したばかりの地方場所最多1707本を更新しそうな勢いだ。日本相撲協会の担当者は「すでに9月(秋場所)、11月(九州)に懸賞をかけたいという問い合わせがある。以前と比べるとものすごく多い」。
懸賞は1本6万2千円で1日1本以上、1場所15本以上かけることが条件。一部の業種を除いて会社の規模や知名度にかかわらず出すことができる。お気に入りの力士を指定してかけることができるが、横綱稀勢の里の取組には連日数十本の懸賞がかかる。自社の懸賞旗を目立たせるため、競合しなさそうな取組を選ぶ企業もあるそうだ。