ピコ太郎さん=時津剛撮影
「ペンパイナッポーアッポーペン」のフレーズが印象的な「PPAP ペンパイナッポーアッポーペン」の動画を昨年8月に公開し、世界的なヒットとなったピコ太郎さん。今月、新たに公開した動画のテーマは、「SDGs」。外務省というお堅い役所からの依頼を受けたものでした。この意外な組み合わせ、元々関心があって実現したのかと思えば、どうやら本人も「SDGs」とは何かを全く知らなかったようで……。(仲村和代)
「ペン」と「ブック」で…ピコ太郎さん、SDGs歌う
――外務省の依頼を受けて、SDGs(Sustainable Development Goals=国連の持続可能な開発目標)のプロモーションを担うことになりました。そもそも、SDGsってご存じでしたか
全然。SDガンダムとか武者ガンダムは知ってたけど。話を聞いて、こういうのがあったんだ、と勉強になりました。17の目標は理想なんですけど、理想がないと現実もないので、協力したいなと思いまして。
外務省の職員の熱烈さにも後押しされました。PPAPっていうのは、「Public Private Action for Partnership」(官民連携のパートナーシップ)のことだから、協力してくれということでした。わざわざPPAPにする必要ないなと思ったけど、こじつけでもいいのかな、と。いい言葉、作りましたね。
まじめに伝えて伝わる方もいますけど、まじめに伝えた瞬間に耳を閉ざす方もいるので、柔軟剤になれればいいかなと思ってます。
――最初のPPAPでは「ペン…