市役所1階ロビーに設置された巨大パネルと記念撮影をするファンら。職員は「はい、ビーズ!」と声をかけてシャッターを押していた=岡山県津山市山北
人気ロックバンド「B’z」が22日、ボーカルの稲葉浩志さん(52)の地元・岡山県津山市の津山文化センター(津山市山下)でライブを行った。28年ぶりとなる凱旋(がいせん)ライブ。街は熱狂に包まれた。
ライブは午後6時から始まった。ファンによると、「ultra soul」などの代表曲が演奏されたという。
ライブ会場にいた津山市の50代の女性によると、稲葉さんが「津山!」のかけ声を響かせると、会場は一気にヒートアップ。
曲の合間には「津山に生まれてよかった」「津山のことを好きになってもらえたらうれしい」と語っていたという。津山市でのライブは美作女子大学・同短期大学部(現・美作大学)の学園祭以来28年ぶりだが、「初めて津山に来るような気持ち」と話したという。
同じくライブ会場にいた岡山市の宮田佳奈さん(36)によると、稲葉さんがライブ中のMC(トーク)で、「津山の人!」と観客席に声をかけると、「ハーイ」とたくさんの手が上がったという。
稲葉さんは会場の津山文化センターについて、子どもの頃に絵の展示会や「戦隊もの」のヒーローショーで訪れたエピソードも紹介。「これから津山弁で歌います」と驚かせた後、「心の中で」と語り、どっと会場がわいたという。
稲葉さんの「津山に生まれてよかった」との言葉が特に印象に残ったという宮田さん。「稲葉さんと会場のみんなが語り合っているような一体感あふれる最高のライブでした」
津山市の平井康志さん(43)…