遊撃でノックを受ける楽天のクルーズ選手(左)
「一日で自分の人生が変わったみたいだ。本当にうれしい」。26日、プロ野球・楽天がクリス・クルーズ内野手を金銭トレードで巨人から獲得した。加入当日のソフトバンク14回戦に、いきなり「6番・遊撃」で先発出場したクルーズは、お立ち台に呼ばれる活躍を見せた。
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一回と三回に、遊ゴロをきっちりとさばいて併殺を完成。二塁と遊撃の両方を高いレベルで守れるのが長所の一つで、さらに打撃でも結果を出した。八回1死一、三塁で、143キロの内角直球を、バットを折られながらも振り抜いて左前へ。楽天での初安打を記録し、貴重な追加点をもたらした。
後半戦に入り、楽天はけが人が続出している。二塁手の藤田は腰痛で離脱中。23日のオリックス戦では、チームを引っ張ってきたペゲーロと、岡島が相次いで負傷。27日のソフトバンク戦で今江が左腕を骨折し、守護神の松井裕も左肩筋肉の炎症で出場選手登録を抹消された。
9月第1週にかけて毎週のように6連戦が続く過密日程の中、突如迎えた窮地。フロントの動きは素早かった。
クルーズは2014年に大リー…