2001年世界陸上選手権(カナダ・エドモントン)大会の男子マラソンのスタート
陸上の第16回世界選手権が、8月4日にロンドンで開幕する。2年に一度、近年は奇数年の夏に開かれる大会は、一般的に五輪よりも多い国と地域から約2千人のトップ選手が出場する。今回の10日間にわたる熱戦には、過去の大会にはなかった新たな試みが、主に三つ採り入れられる。
まず、世界選手権で初めて男女のマラソンが同じ日に開催される。大会3日目の8月6日、午前10時55分(日本時間6日午後6時55分)に男子、女子もその日の午後2時(日本時間午後10時)にスタートする。この日はトラックの決勝種目が女子100メートルしかなく、さながら「マラソンデー」となる。
ロンドン市中心部の「タワーブリッジ」発着。時計塔ビッグベン、セントポール大聖堂などをめぐる42・195キロ。英国人で男子1500メートルの五輪金メダリスト、国際陸上競技連盟のセバスチャン・コー会長もお気に入りのコースで、「景色は大変壮観で、これまでにない雰囲気を提供できる」と声明を出している。
同日開催を決めた背景には、欧…