大阪桐蔭、履正社に夏10連勝 寮生活ない宿敵に闘争心——贯通日本资讯频道
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大阪桐蔭、履正社に夏10連勝 寮生活ない宿敵に闘争心

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大阪桐蔭―履正社 九回裏履正社、石田が併殺に倒れ、試合終了。一塁手中川=シティ信金スタ(舞洲)、細川卓撮影


(29日、高校野球大阪大会 大阪桐蔭8―4履正社)


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勝ち越されてもすぐ追いつく。そして、終盤にひっくり返す。これが大阪桐蔭の底力だ。この日も、失点した次の回に得点。そして九回に突き放した。夏に限れば、履正社には10連勝。「履正社に負けるわけにはいかないんです」。副主将の泉口は、高揚した口調で言った。


履正社だけには負けられない――。どの年代にも、大阪桐蔭にはそんな雰囲気がある。対決を控えた前夜、桐蔭の選手たちは寮でミーティングを開いた。


主将の福井が仲間に語りかける。「おれたちはこれまで、どれだけのことをやってきたんだ。入学してから、しんどい練習、去年の夏に負けた悔しさ。色んなことを乗り越えてきた。自信を持ってやっていこう」


「2強」と言われる大阪桐蔭と履正社だが、比較するとき、一番の違いとしてあげられるのが「寮」の有無だ。


寮がある大阪桐蔭は、「団体生活の中で一体感を大事にしながら、野球に集中する」ことを身上とする。一方で自宅から通う履正社は「短時間の練習で工夫することで自主性や考える力を養う」ことを大切にする。


どちらにも良い面はあるだろうが、大阪桐蔭の選手たちはこの違いを「打倒履正社」の闘争心に変える。


あるOBが笑って振り返る。「うちは外に遊びに行ったりする自由がない、野球漬けの生活。僕らのときも『天神祭』に行ってるようなやつらに負けてたまるか、とか言って気合を入れていました」。履正社の選手と交換したTシャツを寮で着ていたら、先輩から「そんなん着るな」と怒られたこともあったという。


もちろん、履正社の選手が本当に祭りへ行って遊んでいるわけではない。ただ、そうやって言い合うことで気持ちを高めているのだという。


福井は前日のミーティングを振り返って言った。「実は、気持ちが高ぶりすぎていて、何を言ったかあんまり覚えてないんですよね」(山口史朗)



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