酒を飲んで車を運転したなどとして、栃木県警は5日、下野署地域課の巡査長、大井啓容疑者(32)=宇都宮市横山3丁目=を道路交通法違反(酒気帯び運転、事故不申告)の疑いで逮捕し、発表した。「同僚2人と居酒屋でビールや焼酎を飲んだ」と述べ、容疑を認めているという。
県警監察課によると、大井容疑者は4日午前2時半ごろ、宇都宮市横山1丁目の市道で酒を飲んだ状態でワゴン車を運転。付近で反対車線側のブロック塀や電柱に突っ込む物損事故を起こしたのに申告しなかった疑いがある。目撃者からの通報で発覚した。けが人はなかった。
大井容疑者は3日は非番で、事故直後は「運転はしていない」と容疑を否認していた。北村修首席監察官は「誠に遺憾。事実関係を調査し、厳正に対処する」と話した。