冬シーズンを前に、取材に応じたノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明=27日、札幌市
ノルディックスキー・ジャンプ男子の「レジェンド」、葛西紀明(45)が27日、前日のプロ野球ドラフト会議で7球団競合の末に日本ハムが交渉権を獲得した清宮幸太郎(東京・早稲田実高)について、「ぜひ会ってみたい」と「北海道入り」を歓迎した。
清宮、ハムには「早稲田の血」 北海道の印象「寒いな」
来年2月の平昌(ピョンチャン)五輪で日本勢単独史上最多の8回目の五輪出場を目指す葛西は冬シーズンを前に、27日に所属する土屋ホームの本社(札幌市)で報道陣の取材に応じた。清宮について話を振られると、「きよみある」などとダジャレを交えて答えた。
テレビで見た印象だとしつつ、「偉ぶる感じもなく、謙虚な選手。謙虚さや感謝の気持ちを持っている選手は絶対強くなる」と高評価。清宮が北海道のイメージを「寒い」と言ったことについては、「寒いけど、人は温かい。癒やされてもらいたい」。
史上最多とされる高校通算111本塁打を放った清宮は、王貞治さん(現ソフトバンク球団会長)のプロ野球通算最多本塁打記録の868本を目標に掲げている。葛西は「ぜひ、王さんの記録を抜いてもらいたい。怪物になってもらいたい」。札幌ドームで本塁打を見たい、と期待し、「ルーキーからバンバン打って欲しい」とエールを送った。(勝見壮史)