女子SPで4位につけた三原舞依=ロイター
(17日、フィギュアGPシリーズ フランス杯女子SP)
白岩3位、三原4位発進 フィギュア仏杯・女子SP
フィギュア特集 Kiss and Cry
三原舞依は情熱的な「リベルタンゴ」を踊り切った。昨季のフリーで演じた、かわいらしいシンデレラから、がらりとイメージを変えた。「力強い手の動かし方や表現がいる」と三原。冒頭の3回転ルッツ―3回転トーループではミスが出たが、2回転半、3回転フリップはきれいに決めた。
GP初戦の中国杯では、SPで連続3回転ジャンプの2本目で回転不足をとられ、ステップもレベルを取りこぼし、7位発進。フリーは巻き返したものの、4位で表彰台を逃した。
課題に挙げたのは、技術的なミスよりも表現力だ。氷上以外の練習に力を入れてきた。ダンスの先生に指導を仰ぎ、目線の送り方や手の動かし方、強弱のつけ方を学んだ。「リベルタンゴの難しさを感じすぎていた。新たな考えを意識しながらやっている」という。
GPファイナル(12月7日開幕、名古屋市)への出場の可能性も残る。「平昌五輪に出るという目標をかなえるためには、ファイナルに出ることが大事。パーフェクトな演技を目指したい」