







漫画「スラムダンク」の作者・井上雄彦さん(50)とバスケ選手の対談企画の新シーズン第2回は、身長206センチ、旧bjリーグ時代から日本代表に選ばれてきたビッグマン、太田敦也選手です。
特集:B.LEAGUE 主役に迫る
井上 小さいころから背が高かった?
太田 バスケを始めたのが小学4年で、卒業時には179センチありました。それが、中学入学直後の身体測定では181センチまで伸びていた。200センチを超えたのは中学3年のときです。学校にあった身長計には200センチまでしか目盛りがなかったので、足りない分は定規で測りました。
井上 ここまで大きくなれた秘訣(ひけつ)は何だと思いますか。
太田 牛乳は好きでしたね。小学校では、各クラスの給食で出た余りの牛乳まで飲んでいました。1日2リットルは超えていたと思います。食べる量も多かった。最近母親から聞いた話では、「ほかの子どもの倍は食べているんだから、給食費も2倍払え」と、同級生の保護者に言われていたそうです。あとは、よく寝ていました。
井上 身長が高いと、どういう気分なのですか。
太田 私生活では不便です。体が大きすぎて、着る服や靴がない。いま履いているバスケットボールシューズは32センチです。電車の乗り降りではドアの上、車内ではつり革で頭を打ってしまう。でも、スポーツをするにはすごく恵まれていて、いいものを両親からもらったなと、今は思っています。
井上 「今は思う」ということ…