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「助詞がおかしい」ろう者の娘、母の焦り 母語は手話

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2017-12-22 10:49:08  点击:  切换到繁體中文

 

写真・図版


かっこの中に助詞を入れる練習問題に取り組む。かなり正解できるようになってきた


その、聴者である母親は焦っていた。


ろう者である娘は10代。明るい子に育った。ちょこっと反抗期だけれど、それは成長の証しだ。


ろう者に「僕は10、あなたは2だ」 理解ない職場で


「朝礼がつらい」涙を流すろう者 「孤独」知った職場は


心配なのは、娘が書く日本語の文章だ。「で、に、を、は」といった助詞の使い分けが、おかしい。自動詞や他動詞、尊敬語、謙譲語、そして丁寧語……。使い方を間違えている。


ろう者にとっての母語は手話であり、日本語は、あくまでも第二言語だ。娘を託した学校は、「日本語もお任せ下さい」と言っていた。なのに、日本語が正しく身についていない。


娘が数学の文章題を、辞書を引き引き解いている。これでは、数学と日本語のどっちを勉強しているのか分からない。逆に言えば、日本語ができたら数学や他の教科の成績もあがるということだ。


その母親は、知人たちに相談した。「手話通訳者がいるから大丈夫だよ」という人がいた。でも、手話通訳を手配してくれる企業は少ない。就職したら、メールなどで聴者たちとやりとりすることになる。でも、娘の日本語がおかしかったら、同僚たちは娘をさげすむかもしれない。


何とかしなくっちゃ。どうしたらいいの?


この春、その母親は、鈴木隆子…




 

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