南海キャンディーズの山里亮太さん=相場郁朗撮影
挑戦のすゝめ:山里亮太さん
ロンブー淳が語る学びと挑戦 シリコンバレーでの気づき
テレビ、ラジオ、漫才……。幅広い舞台で活躍する南海キャンディーズの山里亮太さん。着実に前進する「山ちゃん」を支える原動力とは。
――テレビ、ラジオの番組などで引っ張りだこですね。「突っ込みの天才」とも呼ばれています。
「本当にありがたいですが僕は凡人です。天才は自分から面白いことが自然とわき出てくる人。僕のような凡人は、これを言ったら面白いだろうと考えたことを話している」
「本物の天才が創造しているお笑いの世界で、僕が前に進むには、努力するしかない。若いころはそんな必死さを仲間には隠しながら、漫才のネタをつくったり、路上ライブをしたり」
山里亮太(やまさと・りょうた)
77年、千葉県生まれ。関西大在学中に吉本興業のタレント養成所「NSC」の22期生に。03年に山崎静代さん(しずちゃん)と漫才コンビ「南海キャンディーズ」を結成。ナレーターやラジオパーソナリティーとしても活躍。通称、山ちゃん。
「幸いなことに、劇場やお笑い番組でレギュラーになるという『夢の設定』は出来上がっていました。努力を重ねれば、いつかは(明石家)さんまさんやダウンタウンさんのような『天才』との境界線もぼんやりしてくるのではないか――。そんなことを考えながら走ってきました」
「芸人になる」と宣言
――「努力」が挑戦の土台にあるんですね。
「はい。呼吸するように努力できたらいいな、と思っています。でも、生来のサボり症。逃げるための言い訳を思いつくのがすさまじく早い。挑戦から逃げ出さないようにと、自ら退路を断ってきました」
――どんなやり…