成人式トラブルを起こした会社と無関係であることを告知する「ハレノヒ」(佐賀市)のサイト
振り袖の販売やレンタルを手がける業者「はれのひ」(横浜市中区)が突如店を閉じ、新成人が予約していた着物を着られなくなった問題で、佐賀市で写真館や貸衣装店を営む「ハレノヒ」には8日、問い合わせの電話がかかってきたり、ウェブサイトへのアクセスが集中して閲覧できなくなったりした。笠原徹代表は「うちは関係ない」と困惑している。
笠原さんによると、騒動が起きた8日、「報道で見た。成人式の写真を撮ってもらっていたが、おたくは大丈夫か」といった問い合わせや無言電話などが数件あった。融資を受けている銀行からも問い合わせがあったという。サイトに関係を否定する投稿もしたが、アクセスが集中して一時閲覧できなくなったため、SNS上に関係ない旨を表示するなどして対応した。
ハレノヒは佐賀市中心部の古民家を活用して2015年に開店した。昨年12月には笠原さんが中心となり、映画「ラ・ラ・ランド」を模した地元のPR動画「SA GA LAND」を企画制作して動画サイト「YouTube」(
https://youtu.be/vz9hBDzg4qE
)に公開するといった活動もしている。
笠原さんは「今のところ大きな影響はないが、今後の風評被害が怖い」とし、「同じ業界の会社がそういうことをするのは許せない」とも話している。(黒田健朗)