男子フリーの演技をする羽生結弦=遠藤啓生撮影
平昌冬季五輪フィギュアスケート男子で、羽生結弦(ANA)が66年ぶりの連覇を果たした。演技直後、右足を少しさわったことについての真意も語った。一問一答は次の通り。
羽生結弦66年ぶり五輪連覇 宇野昌磨が銀 フィギュア
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言葉を動きに、動きを言葉に。「孤高の星 羽生結弦」
――乗り越えましたね。どんな気持ちですか。
「なんとか。とにかくたくさんの方々がサポートしてくださって、なんとかこうやって、まずこの会場で滑ることができてほっとしているのと、あと本当に自分がやりきれたなと思うくらいの演技ができたことがよかったと思う」
――演技直後のわーっとほえたところに、いろんなものが凝縮されているように見えた。
「とにかく右足が頑張ってくれたなと思ったし、けがのせいで練習できなかったところとか含めて、たくさんの人に心配かけたと思う。そういった意味で、今まで以上の強い応援があったと思うし、サポートがあったと思う。そういうのに恵まれていた」
――直後に右足を少しさわっていたが。
「感謝です。感謝の気持ちだけです」
――この姿は平昌に入る前にどれくらいイメージできていた。
「まだ構成が定かでなくて。構成どうですか、と質問されてたんですが、自分自身もどういうふうにしたらいいのか、どれがベストかわからなくていろいろ悩んでいた。ちょっとフリーの方がイメージしづらかった。ただ最終的に集中して跳びたかったジャンプは跳べているので、とにかく良かったと思う」
――3回転ルッツ、よくこらえましたね。
「もう右足に感謝しかないです。はい」
――これでまたこれからの4年間、五輪チャンピオン。みなさんにメッセージを。
「本当にここまでくるのにたくさんの方々に支えられながら生きてきた。本当にスケートだけでなく、羽生結弦としてたくさんの方々に育てていただいたことに本当に感謝します」