23日にオープンする「MEGAドン・キホーテ UNY大口店」=横浜市神奈川区
資本提携したユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)とドンキホーテHDは23日、協業店の第1号を横浜市神奈川区のJR横浜線大口駅近くに開く。ユニー・ファミマ傘下の総合スーパーを、ディスカウント店「MEGAドン・キホーテ」に近い内容に一新。30~40代を狙い、売上高の5割増をめざす。
1号店は地上2階、地下1階で売り場面積は従来通りの約5300平方メートル。このうち、テナントと生鮮食品を除く大半の売り場をMEGAドンキとほぼ同様の内容にした。
ここでは菓子、酒、化粧品などを扱い、仕入れもドンキ側が主導する。店名は「ピアゴ」から「MEGAドン・キホーテ UNY(ユニー)」に切り替えた。
この大口店を手始めに、ピアゴやアピタの店名で首都圏や東海に展開している計6店を3月末までに協業店に転換する。東海の第1号は3月9日に名古屋市港区に新装開店する東海通店だ。その後もドンキのノウハウを最大で年20店のペースで採り入れていく。
両社出資のスーパー事業会社、ユニーの佐古則男社長は協業店について「ノウハウを融合させて商圏を広げ、地域一番店をめざす」と話した。
両社は昨年8月に資本提携を結ぶと発表。ユニー・ファミマは同11月、完全子会社だったユニー株の4割をドンキに譲渡した。(高橋諒子)