青森県のブランド米「青天の霹靂(へきれき)」や31種類の青森県産食材を使って作られた「100種類100マス青森弁当」=東京都渋谷区
青森県産のブランド米、「青天の霹靂(へきれき)」をご存じだろうか。2月末に発表された日本穀物検定協会の2017年産米「食味ランキング」では、最高評価「特A」を3年連続で獲得。さっぱりとした食感で「どんな料理にも合う」のが特徴という。そんな米のおいしさを伝えようと、青天の霹靂や青森県産食材を使った100種類の料理が100マスに入ったお弁当が作られたというので見に行ってきた。
五段の重をひろげ、目の前に並べるとさすがに壮観。中には大間のまぐろやリンゴ、ニンニク、ゴボウなど有名食材のほか、青森おでんを食べる際に使われるショウガみそや、牛バラ肉を大量のタマネギと一緒にいためた「十和田バラ焼き」など郷土の味がふんだんに入っている。
青森県の依頼で「100種類100マス青森弁当」を作ったのは、弁当宅配サイト「ごちクル」を展開するスターフェスティバル(本社・東京)。
広報の石尾怜子さんは「100種類、どんなおかずにも合う」と自信をのぞかせる。
青森県は06年から米の育成に力を入れてきた。そこから生まれた晴天の霹靂は「粒が大きめで、後味のキレがよく、どんなおかずとも相性がよい」という。
14年産が参考品種扱いながら「特A」と評価され、15年から本格栽培を開始。ただ、17年産米のランキングで新潟県の「魚沼コシヒカリ」が「特A」から初めて外れたことが話題になる一方、青天の霹靂の認知度はまだまだ低い。そこで「お弁当を皆で囲んで食べるお花見シーズンにあわせて豪華弁当の販売を考えた」と、県総合販売戦略課の西村達弘課長は話す。
弁当は「ごちクル」(
https://gochikuru.com/
)で注文できる。届け先は東京23区内限定で、期間は3月27日~4月9日(注文は1週間前まで)。税込み1万6200円。
ちなみに、100マスの大型弁…